今年も11月8日（いい歯の日）に、恒例の“「8020」いい歯の表彰式”が、広島市8020運動・歯周病予防推進協議会の主催で開催されました。　

　最初に、土江健也本協議会会長が挨拶の中で、江戸時代の代表的な俳人である小林一茶、与謝蕪村、松尾芭蕉らの、歯にちなんだ俳句を紹介しました。彼らも歯について悩みなどを抱えていたことを分かりやすく解説すると、会場に集まった8020達成者の皆さんは感嘆の声をあげておられました。

　続いて松井一實広島市長の挨拶の後、表彰状及び記念品の贈呈が行われました。本年度の被表彰者は455名（男性192名・女性263名）で、最高齢は97歳、平均年齢は81.8歳でした。被表彰者を代表して西井清策さんが謝辞を述べました。引き続いて “グランドビューティフル歯ッション賞認定証授与式”が行われました。本賞は常日頃より、歯ブラシだけでなく、補助用具である歯間ブラシやデンタルフロス を使って、口腔内を清潔に保っている市民を認定するもので、歯周病予防に効果のある、歯間ブラシやデンタルフロスの普及啓発を進めるよう始まった事業です。第8回の今年は1,960名の応募があり、そのうち認定者は1,801名、特に優れたグランドビューティフル歯ッション賞に77名が選ばれ、代表して廣畠耕策さんが謝辞を述べました。この後、種清和夫広島市議会議長（代読）、山科透県歯会長（代読）の来賓祝辞の後、穴村紳一本協議会副会長の閉会の辞で、すべての日程を終了しました。

　8020達成者の方々は、皆さん大変お元気で、にこやかに表彰を受けておられました。また、会場には各テレビ局も取材に訪れ、市民の歯の健康への関心の高さと、本事業の重要性を物語っていました。

　このたび表彰して頂きました455名の皆さんを代表して、お礼の言葉を述べさせて頂きます。
　本日は、広島市長様、広島市歯科医師会会長様を始め、関係各位並びにご来賓の皆様のご臨席のもとに、私共のために、この様に盛大な8020いい歯の表彰式をして頂き、心から感謝申し上げる次第であります。また、先ほどは、土江会長様、松井市長様から丁重なご祝辞を頂きまして、誠に光栄かつ恐縮に存じます。有り難く厚くお礼申し上げます。
　わたくし事になりますが、2本歯が抜けています。6、7才の頃、樹のぼりをしていて、樹から落ち、前歯のあたりを打ち、生えかかっていた永久歯が半分折れた形で出てきて、前につきでたかたちで残っていました。3年まえに自然に抜けてくれました。もう1本は、20才の頃、本を読みながらアメ玉をしゃぶり、うたた寝をすることが多く、歯も磨かず、虫歯になりました。処置をしていただきましたが。40才位の時、抜かなければならなくなって1本ぬきました。　　　　　　　　　　
　私はひ弱で両親がよくイリコをフライパンで煎って、すり鉢で細かくして胡麻塩をつくってくれていました。「ふりかけ」です。海に近いところでもあったので、小魚は骨ごと食べさせられていました。これが歯を丈夫にしてくれたのでしょうか。この年になって昔の両親の気遣いに思いを馳せています。
　今後は、今まで以上に健康に留意し、自分の歯を大切に守っていきたいと思います。
　終わりになりますが、本日は、表彰をしていただきましたことに感謝とお礼を申し上げます。誠に有難うございました。

平成24年11月8日
表彰者代表　西井清策

　このたび「歯ッション賞」を授与されることになり、受賞者を代表して、一言お礼を申し上げます。
　本日は、市長様、歯科医師会長様をはじめ、関係各位のご臨席を頂き、このような立派な賞を頂きましたことは、誠に名誉なことであります。心より厚くお礼申し上げます。
　このたびご推薦を頂きました、中区大手町の荒谷歯科医院の先生は、広島弁丸出しで、親しみのある優しい先生です。治療途中で、「どうですか、いいですか、痛くないですか」と再々患者に問いかけて治療されます。患者の気持ちがよく分かる、親切な先生です。
　歯の磨き方、歯間ブラシの使い方など、何回も親切に上手に教えて頂きます。現在も定期健診を受けています。
　このような立派な賞を頂きましたのも、荒谷先生のお陰と、感謝しています。
　私は歯も身体も丈夫ですから、新たな一日を大切に、一日一日を感謝の気持ちをもって、楽しい人生を送りたいと思います。
　ここに、認定証を授与されました皆様の代表としまして、お礼の言葉とさせて頂きます。
　本日は、誠にありがとうございました。

平成24年11月8日
被認定者代表　廣畠耕策