今年も11月8日（いい歯の日）に、恒例の“「8020」いい歯の表彰式”が、広島市8020運動・歯周病予防推進協議会の主催で開催されました。　

　最初に、土江健也本協議会会長が挨拶の中で、歯周病が全身に影響を与えることと、噛み合わせと認知症の関係を説明し、トーマス・エジソンやベートーベンの歯にまつわる話や、江戸時代の代表的な俳人である小林一茶の、歯にちなんだ俳句を紹介しました。それぞれのエピソードで分かりやすく歯の重要性を説明し、会場に集まった8020達成者の皆さんは感嘆の声をあげておられました。

　続いて松井一實広島市長の挨拶の後、表彰状及び記念品の贈呈が行われました。本年度の被表彰者は459名（男性197名・女性262名）で、最高齢は97歳、平均年齢は81.6歳でした。被表彰者を代表して船越聖示さんが謝辞を述べました。引き続いて “グランドビューティフル歯ッション賞認定証授与式”が行われました。本賞は常日頃より、歯ブラシだけでなく、補助用具である歯間ブラシやデンタルフロス を使って、口腔内を清潔に保っている市民を認定するもので、歯周病予防に効果のある、歯間ブラシやデンタルフロスの普及啓発を進めるよう始まった事業です。第9回の今年は1,433名の応募があり、そのうち認定者は1,430名、特に優れたグランドビューティフル歯ッション賞に37名が選ばれ、代表して元広肇さんが謝辞を述べました。この後、碓井法明広島市議会議長、荒川信介県歯会長（代読）の来賓祝辞の後、甲野峰基本協議会副会長の閉会の辞で、すべての日程を終了しました。

　8020達成者の方々は、皆さん大変お元気で、にこやかに表彰を受けておられました。また、会場には各テレビ局も取材に訪れ、市民の歯の健康への関心の高さと、本事業の重要性を物語っていました。

　本日は私たち459名「8020」いい歯の表彰式を広島市長、広島市歯科医師会会長を始め各位のご臨席の上、且つ丁重な祝辞までいただき開催していただきましたことは、誠に光栄、且つ恐縮に存じます。
　私たちは今日の口腔医学の発展と、それにともなった歯科医師のよき指導に恵まれ今日の歯の健康をかち取りました。これは歯のみならず私たちの健康すべてが口から始まることを考えるとき感謝の言葉もございません。
　私は歯の健康について皆様に参考になるようなことは特別にしておりませんが、日常生活を規則正しくすること、年に数回歯科医を訪れ、雑談をしたり歯石を取ってもらうように心掛けていることでしょうか。
　今後とも、今まで以上に健康には充分注意し日々を大切に送りたいと想いますので、ご指導よろしくお願いいたします。

平成25年11月8日
表彰者代表　船越聖示

　このたび、「歯ッション賞」を授与されることになり、受賞者を代表して一言お礼を申し上げます。
　本日は、土江会長様、松井市長様をはじめ関係各位、ご来賓の方々がご臨席くださり、誠にありがとうございます。
　私は若い頃、歯科で抜歯する時、嫌な思い出があり、歯科に足を向けることがありませんでした。
　家内は、父親が若くして歯槽膿漏により、むし歯でもない、いい歯を失い、総入れ歯になったのを見て、自分は歯を大切にしようと、几帳面に歯磨きをし、宇品神田の井田歯科医院に通っていました。
　私の歯も気になる所があり、家内の勧めで嫌々受診することにし、井田歯科に行き治療が始まりました。最初はかなり緊張していましたが、先生の話を聞き、だんだん体の力も抜け、楽に治療を受けられるようになりました。
　井田歯科には、私は20年、家内は30年あまり、お世話になっており、私たちの歯の状態を、先生も歯科衛生士さんもよくご存知で、安心してお任せしています。
　歯科衛生士さんが、歯ブラシの当て方、糸ようじ、歯間ブラシの使用方法など、そのつど熱心に指導してくださり、月1回の定期健診を受けています。
　今は、毎日3回、糸ようじ、歯間ブラシ、歯ブラシにより歯磨きを行っています。
　今回受賞できたのも、推薦していただきました、井田歯科医院の先生、歯科衛生士さんのご指導のお陰と、心より感謝しています。
　これからもいっそう歯を大切にし、夫婦揃って楽しい人生を歩みたいと思います。認定書を授与されました皆様の代表として、お礼の言葉とさせていただきます。
　本日は、どうもありがとうございました。

平成25年11月8日
被認定者代表　元広　肇