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9000年前に歯の治療?
パキスタン 穴のあと発見

 人類は9000年も前から歯医者さんにかかっていた─。パキスタン西部の9000〜7500年前の墳墓で、生存中にきりのような物で穴を開けられた形跡がある人の歯11本を、フランスなどの国際チームが確認し「歯の治療の原型だ」と、6日付の英科学誌のネイチャーに発表した。米紙ニューヨーク・タイムズによると、歯科治療の幕開けを約4000年もさかのぼらせる発見だ。
 チームが調べたのは、新石器時代の墳墓に埋葬されていた成人の男女9人の奥歯で、直径1.3〜3.2ミリ、深さ0.5〜3.5ミリの穴が開いていた。内部のぎざぎざから人工的に削ったとみられ、時代的に硬い石が使われた可能性が高いという。表面がすり減っており、穴を開けた後も歯を使っていたらしい。3本の歯に穴がある人や、1本に2カ所穴が開いている人もいた。





2006年4月7日の中国新聞より