初期段階ではなかなか気づきません!
歯周病は最初、かかっているのかどうか分かりにくい病気ジャ。以前は歯周病といえば中高年の病気…という印象もあったが、最近では若年層にも多く見られるようになった。10代後半からの予防がとても大切なのだワン!

歯周病の4つのS
ここまで言っても「でも私は大丈夫。」と思っているアナタ、甘いぞ!歯周病のタチの悪さは、その症状だけじゃなくその性格も非常に悪質なのジャ!歯周病の特徴と弱点は「4つのS」で言い表せるのだワン。
サイレント、すなわち静かな病気なのジャ!むし歯のように痛くてどうしようもない、なんてことはまずあり得ない。ほとんど痛みを伴わないからこそ、なかなか症状を自覚できないのだワン。そのため、多くの人が放置し、気づかないうちに症状が進行してしまうのジャ!しかも、糖尿病や心臓血管疾患症などを発症したとしても、その原因が歯周病だと見破られることもなく、この病気はますます巨大化していくのだワン!
社会的な病気であるということ!歯周病は決して特殊な人だけの病気ではないのだワン。40代の約6〜7割が症状の差こそあれ、歯周病だという報告もあるのジャ。これが生活習慣病(成人病)だと言われるゆえんでもあるのだワン。「自分には関係ない」は大きな間違いジャ!
進行がきわめてゆっくりしているということ!これも歯周病のやっかいな特徴ジャ。すぐに症状が出にくいため、自覚しにくいのだワン。気がついた時には、かなり進行している場合も多いのジャ!
このSは、歯周病の弱点!自分自身でもコントロールできるということなのだワン。つまり、日々のオーラルケアをきちんとして、定期的にかかりつけの歯科医院でチェックしてもらっていれば、かなりの割合で予防することは可能なのジャ。「痛くないから…」、「悪くなっている風でもないから…」ではなく、歯周病の恐ろしい3Sをしっかり認識し、4つめのSを実践するよう心掛けるのだワン!

30歳からは特に要注意!
歯みがきやフロスなどで歯と歯ぐきをきちんとケアしている人と、ケアの習慣の無い人。この両者の差は20代まではさほど無いのだワン。しかし30代〜40代になって、大きな差が出てくるジャ!ケアの習慣が無かったまま20代をを過ごしてきた人は、歯周ポケットがぽっかり深く大きな口を開けた30代〜40代が待っているのだワン!当然、その先には全身への弊害も…。

口臭や出血がありませんか?
歯周病のごく初期は、歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、少し血が出たりする程度で、ほとんど病気とは気づかないのだワン。この程度ならまだ大丈夫!プラークを除去することで、ある程度、改善することができるのジャ。しかし、血が出るだけでなくウミが溜まったり、ひどい口臭を生じるようになると、かなり悪化している証拠ジャ!健康な歯と歯ぐきのみならず、健康な体を維持するためにも、歯周病には細心の注意を!

あなたは大丈夫? 歯周病のチェックポイント!
以下の項目に従ってポイントを出し、自分の歯周病レベルをチェック!
ちょっとでも気になる人は、できるだけ早めに歯医者さんを訪ねることをオススメする
歯ぐきは薄いピンク色で、歯との間の歯ぐきは引き締まっている 0
歯ぐきが紫色や赤色になっている 5
歯ぐきがむずがゆく、歯が浮く感じがする 5
歯みがき程度の軽い刺激で、歯ぐきから出血することがある 5
朝起きたとき口の中がネバネバする 10
歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨする 10
何もしていないのに、歯ぐきから出血することがある 15
歯が浮いて食べ物がかめない 15
冷たい水でうがいをするとシミる 20


歯ぐきは健康です
今は健康でも安心は禁物。毎日の効果的なブラッシングで歯周ポケットの中をクリーンに保ちましょう
歯肉炎かもしれません
ブラッシングで歯周ポケットの中をクリーンに保ちましょう。歯医者さんにみてもらってください
歯周炎のおそれがあります
すぐにでも歯医者さんに行きましょう