ちょっとしたことで体は元気になります!
「健康志向時代」と言われる現在、2,000種類以上もの健康食品やサプリメントが市場にあふれておるのじゃヨ。病気予防の料理本はベストセラーに、そして健康をテーマにしたテレビ番組も高視聴率を得る一方、ウォーキングがちょっとしたブームになったり、気持ちよく眠れる枕などの快眠グッズも次々に登場してきたのジャ。健康の大敵であるタバコも、禁煙に挑戦する人が増えているようじゃナ。どうやら日本人は、ようやく健康であることのありがたさに気付き始めたようなのジャ。
でもよく考えてみると、食事や運動、それに睡眠や嗜好品といった健康維持のための要素って、結局はどれも自分自身で管理しなければならない事ばかりなのじゃゾ。

成人病(生活習慣病)予防のために
“成人病”… もともとは、昭和30年前後から成人の主要死因を占めるようになった「ガン」「脳卒中」「心臓病」の三大疾患のことを称していたのジャが、これらを含めて成人に多く見られる疾患全般に対して、「生活習慣病」という総称に改められたのじゃヨ。
これは読んで字のごとく、日常のよくない“生活習慣”が引き起こす“病”なのジャ!不規則な生活を送っている人にとってはドキリとさせられるネーミングなのじゃヨ。
生活習慣病の多くは、その病気にかかりやすい体質を持った人に、
不適切な食習慣や運動不足、さらにストレスなどが加わって発症すると考えられているのジャ。したがって、これらの病気の予防には、よくない生活習慣の改善が必要なのジャ。しかも、成人になってからではなく、若いうちから気をつけ、良い生活習慣を身に付けることが大事なのじゃヨ。

5S追放運動
アメリカの健康増進運動「ウェルネス」キャンペーンの一つに、“5S追放運動”というのがあるのジャ。これは病気(イルネス)に対処し、ウェルネス(健康・元気・爽快)の維持管理を目指す運動なのじゃヨ。好ましくない生活習慣を改める5S追放運動を、今日からあなたも実践してみるのジャ!
塩分控えめに!食塩の摂取量は1日10g以下にするのじゃゾ。天然のダシを少し濃いめにとると、味噌や醤油の量が少なくてもおいしく食べられるのジャ。インスタント食品や加工食品、漬け物類は避けるようにするのじゃゾ。
スナック菓子の追放!間食、軽食を減らし3食しっかり食べるのじゃゾ。ポテトチップスなどのスナック菓子は思った以上にカロリーが高いのジャ。カウチポテトなどのながら食いは最悪なのじゃヨ。
体を動かそう!自動車やエレベーター・エスカレーターなどの普及により、現代人は歩かなくなったのじゃヨ。1日30分程度でいいから、少し汗ばむ程度の散歩や運動をするのジャ。
禁煙が常識!喫煙は百害あって一利なし、病気のデパートなのじゃゾ。健康を考えるなら…
砂糖控えめに!糖分の過剰摂取にも気をつけるのじゃゾ。甘い菓子類は“買わない・食べない・出さない”のジャ。
規則正しい生活、健全な食生活、腹8分目で適度の運動が健康を守る秘訣なのじゃヨ。
大切なのは、これらの事をどれだけ知っているかではなく、どれだけ実行するかなのジャ!健康づくりは、理解し(健考)、実行する(健行)こと、そしていつまでも幸せに生きる(健幸)ことなのじゃヨ。

バランスのとれた規則正しい食事を!
「医食同源」って知っておるかな?何をどう食べるか、ということは体の健康はもちろんのこと、歯と歯ぐきの健康にも大きく関係しておるのジャ。体に良い、栄養バランスにすぐれた三度の食事が大切なのじゃゾ!何でも好き嫌いなく食べたいものジャ。むし歯や歯周病を予防しながら、歯と歯ぐきに活力を与える食事、そんなとっておきの料理とは…。

かんでガン予防!
ものを良くかんで食べることは、我々の健康に実に多くの恩恵を与えてくれているのじゃヨ。そのうちの一つに、“かめばかむほどガンになりにくい”って…きみたち知っておったかナ?
かむことで分泌される
唾液に含まれるラクトペルオキシダーゼという酵素が、いくつかの発ガン物質の毒性を消去、または減少させることが明らかになってきたのじゃヨ。
食べ物を一度口に運んだら、ゆっくりと30回以上かみ、唾液をたっぷり分泌させ食物とよく混ぜ合わせることで、発ガン物質の毒性を消去、または減少させることができるのじゃヨ。
しかし、この唾液による発ガン物質の毒消し法も、しっかりとかむことのできる健康で丈夫な歯があってこそなのジャ。
発ガン物質を退治するためにも、日頃のデンタルケアを欠かしてはいけないのじゃゾ!

心臓病予防のために
喫煙、肥満、高コレストロール、高血圧などが心臓病の原因としてよく知られているのジャが、最近では、歯周病も大きな原因の一つであると言われているのじゃゾ。
歯周病が進行すると、歯肉の中の血管壁が破壊されるのジャ。すると歯周ポケット内の歯周病関連菌やその産生する毒素が血流中に入り込み、これが心臓に達すると、心臓に栄養を供給する冠状動脈の脂肪質に付着し、血のかたまりを作りながら心臓を感染させるのじゃヨ。脂肪質のプロテインの蓄積が、血管壁を損傷したり、血管を塞いだり、血のかたまりが血流を妨げることにより、心臓を正しく機能させるために必要な栄養と酸素の供給を制限してしまい心筋が機能しなくなるのジャ。
歯周病にかかっている人は、そうでない人の2倍以上も心臓病を引き起こしやすいという報告もあるのじゃゾ。
よく知られている心臓病予防(食事や運動など)に併せて、口の中をいかに清潔に保つかということも心臓病予防への大きなステップなのジャ!
健康な心臓と口は、健康な体を保つための大きな役割をもっているのじゃゾ。