人間の体の中で一番かたい物、それが歯です。歯は人間の体の中でもっともかたいエナメル質でおおわれています。しかし、このエナメル質もその下の象牙質(ぞうげしつ)も、酸にはとても弱いのです。
むし歯とは、むし歯菌と糖分(おやつ、食事など)が口の中でまざり反応し酸を作り、その酸によって歯が溶かされているのです。
歯がとかされてしまうとはどういことなのでしょうか?むし歯の原因になる細菌はだれの口の中にもいます。歯のあいだに食べたものがつまっていたりすると、そこにたくさんの細菌が集まります。細菌が集まるとプラーク(歯垢・しこう)と言われる細菌のすみかが作られます。この中で細菌はじわじわとかたい歯を溶かしていくのです。 歯みがきをしていなかったり、しっかり歯みがきができていないと、こうしたプラークができ、そこからだんだんむし歯になっていくのです。
プラークの中にいる細菌が歯をとかしていく様子は4つのステップに分けることができます。最初のステップであれば、簡単な治療で治すことができますが、4つめのステップにまでむし歯が進んでしまうと、歯がなくなってしまうことがあります。 さあ、その4つのむし歯のステップを調べていきましょう。
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